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 マニュアルの検索性

どんな種類のマニュアルでも、検索性はユーザーの使い勝手を左右するもっとも重視すべき要素の一つです。

多くの場合、マニュアルを先頭から1ページ1ページ読み進めて行くケースは少ないものです。

目的を持ったり、操作に困ったりして、ユーザーはマニュアルの中で自分が求める説明を探します。

この探索の手助けをするのが、検索の仕組みになります。

どんな情報を探すか、どんな切り口で探すか、どんなシチュエーションで探すか、これは一概に規定することはできません。

このため、マニュアルではさまざまな方法で情報を検索できる仕組みを用意して、読み手が簡単なアプローチで使えるように提示する必要があります。

 

次のような検索アプローチが一般には使われます。

 

  • タイトル(見出し)から探す
  • 分類から探す
  • 50音、アルファベットなどから探す
  • 機能から探す
  • 用語から探す

 

このような検索アプローチを実装する方法としては、次のような仕組みを用います。

 

  • 目次
  • 索引
  • ノンブル(ページ数)
  • ツメ(ページの端につけるインデックス)
  • ヘッダー、フッター
  • 章概要
  • 本書の構成など

 

こうした仕組みを適宜組み合わせて、想定読者像に最適な検索アプローチを組み立てます。

また、本文中でも読みての助けになるような、さまざまな仕掛けを組み込みます。

 

  • 参照ページ、参照箇所
  • 参考書籍

 

他のページや書籍を参照させる場合、あまり頻繁に用いると、そのたびに読み手は本筋の説明の理解を中断させらることになるので、注意が必要です。

 

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