”わかりやすい”マニュアル制作講座
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第38回 【原稿作成】ユーザーの行動を主体に書く
書き手のあなたは、ユーザーに行動を促すように書くかもしれません。
「ボタンを押してください。」
「部品を取り付ける必要があります。」
しかし、ユーザーはあなたを目の前にして、あなたの声を聞きながら操作をするのではありません。
あくまで、書かれた文章を読みながら操作をするのです。
依頼調、命令調で書かれた文章は、人によっては不快感を覚える場合があります。
「上から目線」と取られかねない場合もあります。
何度も申し上げますが、読み手に不要なストレスを与えるのは厳禁です。
常に、ユーザーの行動を主体に操作を説明していきます。
「ボタンを押します。」
「部品を取り付けます。」
これは、ユーザー行動そのものですから、ユーザーはその通りに行動してくれる可能性が高まります。
とくに手順の説明等では、余分な文言は入れずに、淡々と操作を説明したほうが、読み手は安心します。
仮に、詳細な説明や注意事項があっても、手順説明中に入れずに、参考や注意など本文外のコンテンツとしてまとめます。
実際に操作しているユーザーの立場に身を置いて原稿を書くことが何よりも大切です。
株式会社 ワカール