”わかりやすい”マニュアル制作講座
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第35回 【原稿作成】中学生でもわかる文章で書く
原稿作成上の留意点はたくさんあります。
基本は「簡潔」に書くことを心がけることです。
「中学生でもわかる」文章を書くということが、よく言われる基準です。
マニュアルの読み手は、良い文章を読みたいわけでも、文章を読んで感動したいわけでもありません。
自分が知りたいこと、自分の困りごとを解決してくれることを、素早く探し出して、すぐに理解できればいいのです。
そのためには、読むことに対するストレスを最小限にしてあげることがとても大切です。
何度も読まないと内容が理解できない、知らない単語がたくさん出てくる、などは読むという行為にブレーキを掛けます。
そのために心がけるのが「中学生でもわかる」文章ということです。
「この表現でうちの子どもは理解できるかな?」と問いかけながら書いていきましょう。
中学生でもわかる文章を書くということは、幼稚な表現を使うということではありません。
難解な表現を使わず、一文を短く、係り受けや文の接続をシンプルにすることで十分にわかりやすい文章になります。
とくにテクニカルな説明では、文章が長くなりがちです。
ちょっと長いな、と思ったときは、2つの文章に分けられないかを考えてみてください。
株式会社 ワカール
ということが、よく言われる基準です。