”わかりやすい”マニュアル制作講座

第29回 【レイアウト】マニュアルのビジュアル化

 

マニュアルのビジュアル化

 

文章ばかりもマニュアルは、ユーザーに敬遠されますし、情報を理解し難いものです。

ユーザーは、欲しい情報をすぐに手に入れたがっていますから、文章を端から読んでいくより、絵で見て直感的に理解できるほうが目的にかなっています。

情報のビジュアル化は、わかりやすいマニュアルを作る大切な考え方です。

図やイラストなどを効果的に取り入れることが大切です。

イラストや写真などのビジュアルについては「第24回 【レイアウト】ビジュアル要素について」で説明しましたので、ここではそれ以外のビジュアル化の要素について見てみましょう。

 

フローチャート

いわゆる流れ図は、手順や動作の流れなどを説明する際にとてもよく使われます。

ただ、流れや分岐が複雑になると、本来の目的を損なうケースがよくあります。

ソフト設計時の図をそのまま流用するのではなく、マニュアルの説明として簡潔にしたものを用意しましょう。

フローチャート

 

構成図

接続図や機器構成なども、図にするとわかりやすい説明の一つです。

全体をひと目で理解させることにも役立ちます。

構成図

 

グラフ

数字などは、文章で説明してもなかなか理解してもらえないケースがありますが、グラフにすると直感的に理解できるケースが良くあります。

グラフ

 

 

ピクト

ピクトグラムは、注意喚起やアイキャッチを目的にした小さな図やイラストです。

「注意」や「参考」など、文字で書くよりピクトを使うことで、読み手に喚起することができます。

ピクト

 

キャラクターイラスト

人物などのイラストを添えることがあります。

コンシューマー向けのマニュアルなどでは、キャラクターに説明させることで、身近なイメージを持たせることができます。

キャライラスト

 

 

株式会社 ワカール