”わかりやすい”マニュアル制作講座
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第27回 【レイアウト】マニュアル各部の名称
ページ物の本には、構成するパート各部に名称があります。
知らなくてもレイアウトはできますが、デザイナーさんや印刷屋さんと話しをするときには、知っておくと話しが早いでしょう。
表紙周り
表1:表紙。
表2:表1の裏側、表1をめくって最初のページです。
表3:表4の裏側。
表4:裏表紙。
背:背表紙。
通常、ページ物の印刷では、表紙は本文とは別に1枚の用紙に印刷されます。
この1枚の紙で、束になった本文の用紙をくるむように製本します。
表紙と本文の間に「見返し」という用紙を1枚はさむこともあります。
目次
どんな本でもたいては目次が付きます。
マニュアルでは、目次は大切な検索システムの一部ですから、その構成にも気を配る必要があります。
通常の、見出しレベルの目次の他に、図目次や表目次など、図や表を検索できるようにする場合もあります。
前付け
本文が始まる前に、挨拶や概要などを記したページを「前付け」と呼ぶことがあります。
マニュアルでは「本書の読み方」や「本文中で使っている記号の説明」など、読み進める上で役に立つ情報もここにまとめておくとよいでしょう。
扉
章単位にわかれた構成などの場合、各パートの先頭に扉ページをつけます。
扉には、章のタイトルや章の概要、章内の目次を付けたりすることがあります。
扉ページを色紙などで印刷しておくと、章の位置がひと目で把握できて便利です。
ツメ
ページの右端や左端に章目次などを縦に並べて配置します。
パラパラとめくるだけで目的の章を探すときに役立ちます。
百科事典などに必ず付いているのおなじみでしょう。
通常は、章ごとに縦に並べるので、製本したときには章ごとに斜めに並んでいきます。
索引
用語索引です。
うまく用語をピックアップすると、検索性が高まります。
奥付
通常、本文の最終ページや表3にレイアウトし、社名、書名、発行年月日、版数などを記載します。
株式会社 ワカール