”わかりやすい”マニュアル制作講座

第15回 【企画】企画書の内容

 

 

「第14回 【企画】マニュアルを企画するときのポイント」でも説明しましたが、マニュアル制作をスタートするときは、必ず企画書を作成するようにしましょう。

簡単なものでもけっこうです。

マニュアルは多くの場合、複数のスタッフが関わるものですから、メンバー間の齟齬をなくしたり、完成イメージを共有するために、企画書は力を発揮します。

 

企画書に盛り込む最低限の要素

 

次の要素を押さえておけば、マニュアル作成の道標として活用することができます。

 

目次構成

少なくとも中見出しレベルまでを網羅した目次案を作ります。

タイトルはなるべく最終形に近い具体的なものを作ります。

ページ数なども盛り込んでおくと、最終的なボリュームまで把握できます。

 

サンプル

どんなマニュアルが出来上がるかを共有するためにも、サンプルを作ることをオススメします。

次のようなサンプルを作成します。

 

  • デザインサンプル:できれば見開きで実際の内容でデザインを提示します。マニュアル内にいくつかのパターンが出てくる場合は、パターンごとにサンプルを作成します。
  • 文章サンプル:複数の人がライティングに関わる場合は、文章サンプルを用意することで表現を統一する手助けにします。
  • 表紙サンプル:表紙サンプルを作っておくと、マニュアルの最終形態をイメージしやすくなります。
  • イラストサンプル:イラストのサンプルを作っておくと、メンバー間でイメージを共有することができます。

 

スケジュール

リリースから逆算してスケジュールを作成します。

開発スケジュールなども確認する必要があります。

スケジュールを作成するときは、作成した原稿や版下のチェックの日程を十分に取る必要があります。

とくに社内で多くの部門がチェックに携わる場合は、余裕を持った日程にしておきます。

 

 

株式会社 ワカール