”わかりやすい”マニュアル制作講座

第14回 【企画】マニュアルを企画するときのポイント

 

第14回 【企画】マニュアルを企画するときのポイント

 

説明が前後しますが、ここではマニュアル作成の最初に行なう「企画」のポイントについて説明します。

 

「企画」とは?

 

まず最初に「企画」ありき。

ずばり「どんなマニュアルをつくるのか」を決めるのが企画ですね。

成り行きでマニュアルを作り始めるのではなく、最終的にどんなマニュアルができあがって、ユーザーにどんなふうに使ってもらうのかを決めておきます。

実際の作業では、企画段階で多くのことを決める必要があります。

マニュアルの内容だけでなく、制作の工程や配布なども含めたプロジェクトプランニングとしての役割を果たすケースもよくあります。

 

企画の内容

 

次のような内容を企画に含んでいきます。

 

  • ターゲットユーザー・使われ方
  • コンセプト
  • 目次構成
  • 仕様(メディア・印刷仕様等)
  • 配布形態
  • デザインフォーマット
  • 文章フォーマット(サンプル等)
  • 予算
  • スタッフ構成・役割分担
  • スケジュール(進行管理)
  • 使用アプリケーションなど
  • 品質管理方法

 

ざっと挙げてもプロジェクトに関わるさまざまな工程を企画段階で決めておかなければならないことがわかります。

それぞれの現場で必要な作業を洗い出して、事前に決めておく必要があります。

 

企画策定時のポイント

 

一般的に、企画を作成するときは次のような点に考慮します。

 

  • ターゲットユーザーは誰か?ペルソナはどんな人物か?
  • ペルソナがわかりやすいマニュアルはどんな形態か?
  • どこまで説明するか?説明しない内容は何か?
  • 開発、リリースのスケジュールはどうなっているか?
  • いつまでに何を達成すればいいのか?
  • どんなスタッフが必要か?
  • どんなリソースがあるのか?
  • 達成する品質基準はどんなものか?

 

ほかにも多くの要素がありますが、基本的にこれらの要素は押さえておくべきしょう。

これらを元に企画書、サンプル、スケジュールなどを作成し、関係者全員にレビューします。

 

 

株式会社 ワカール